建売住宅について


家は一生に一度の買い物

家を購入するというのは誰もが憧れる買い物の一つです。
昔は保険と車と並んで三つの大きな買い物の一つとされていました。
特に男性は一家の主人として自分の城を持ちたいという考えがあり、そのために家を購入することへの憧れが強い傾向があると言われています。

しかし、家を購入するというのはとても大きな買い物であり失敗をすることができません。
近年では手抜き工事や耐震偽装といった問題もありますから、特に家の購入にあたっては慎重になりたいものです。
そこで、ここでは家の購入にあたっての知識として、建売住宅というのがどういう物件なのか、そして購入時にはどういった注意が必要なのかを紹介していきます。

建売住宅とは

日本人は新築思考が高く、昔から家を買うというと新築を購入するということに憧れる人が多くいます。
その中でも特に多くの人が購入する物件が建売住宅です。
建売住宅は日本の住宅産業の中心とも言えるくらいニーズの高い商品です。

住宅を購入するにあたっては建売住宅、注文住宅というようにいくつかの物件があるためにその違いをきちんと理解する必要があります。
建売住宅というのは、売主が決めた使用で建築している建物とその土地とを一緒に販売している形態の住宅のことで、分譲住宅とも呼ばれるものです。

それに対して注文住宅というのは土地からその上に建てる家まですべてを自分たちの希望で作ることができます。
もちろん、広さや地盤、基礎の問題、予算などによって不可能なこともありますが、間取りや内装、壁紙まですべてにおいて可能な限り自分たちの希望するものを取り入れることができます。

昔は建物が出来上がった状態で販売をされるのが一般的でした。
この販売方法には、すでに出来上がっているために物件自体を見て購入をすることができること、建築予定図と実際とが異なるというリスクを抑えられるというメリットがあります。

しかし、最近では着工前であったり建築中の段階から販売を開始することが主流となりつつあります。
まだ物件が出来上がっていないために、イメージと異なる不安がありますが、着工前や建築中の物件であれば、自分たちの希望で色を変更したり間取りや設備の微調整ができたりするというメリットがあるために人気です。
建売物件のあらかじめ出来上がっているためにオリジナリティが出せない、というデメリットをうまく覆すことができていることが人気の理由です。

建売物件を購入時の注意点

建売物件というと、注文住宅よりもリーズナブルである点でも人気が高いです。
とはいえ、必ずしもそうとは限りません。
大手のハウスメーカーであれば工務店で注文住宅を建築した方がリーズナブルに済むこともあります。

そのため、先入観だけで決めて後悔しないよう、事前にしっかりと情報収集はしておきましょう。
また、従来の方式ではなく建築中や施工前の建売物件を購入する際には、そのハウスメーカーや工務店が建てた他の物件を参考に工事の作業内容について確認しておくことも安心して購入するためにおすすめです。