リノベーションのメリットとデメリット


オリジナリティを追求できるリノベーション

近年、リノベーション物件が注目を集めています。
最近ではオリジナリティを追求する人が増えており、そういった人たちにリノベーションは人気です。

中古物件でありながら、システムキッチンや床暖房といった新築物件に負けない設備を持っていることも多く、古き良き日本の家屋と最新建築との融合が面白いと注目されています。
しかし、リノベーション物件も良いところだけではありません。
きちんとメリットとデメリットを知った上で購入することが重要です。

リノベーションのメリット

リノベーションのメリットとして人気エリアに住むことができることが多い点があります。
人気のエリアというのは住みやすいことが多く、すでに多くの家が立ち並んでいます。
そのため、新たに家を建てるとなると、すでにあるものを取り壊して建てなければなりません。

取り壊して新しいものを建てるとなると相当な費用がかかることになります。
そこで、今ある家を中古で購入してリノベーションをするようにすれば、予算の範囲内で良い立地の物件に住むことができる可能性も出てくるのです。

次に、中古物件というのは新築物件と違い土地付きでもかなりリーズナブルなことが多いです。
そのため、同じ地域で同じくらいの条件で新築物件を購入するよりも、中古物件を購入してリノベーションをする方がトータル費用を抑えられることもあります。
抑えられた費用で改装する場所を増やすこともできたり、上位機種を導入したりすることも可能です。

また、エコの観点からもリノベーションはメリットが高いです。
リノベーションであれば、今ある建物を壊さず再利用できる点はそのまま利用するために新たに切り出す木も減らすことができますし、既存の物件から出るゴミも最小限にできます。

リノベーションのデメリット

もちろん、リノベーションにもデメリットがあります。
その中でも最も大きな点が耐震性の問題です。

中古物件の中には昔の建築基準で建っている物件があります。
現在の基準では震度6以上の地震で倒れない物件なのですが、この基準は1981年6月以降のものです。
そのため、それ以前に建てられた物件の場合にはリノベーションにあたり耐震工事も必要となるケースもあります。

もちろん、新基準以前の物件でも丈夫に作られている家はたくさんあります。
そのため、専門家に診てもらい耐震工事の必要性について判断をしてもらった上で購入をするようにしましょう。

また、耐震工事以外にもリノベーション箇所が増えればその分工事費用がかかることになり、新築物件よりも割高になるケースもあります。
ローンについても新築購入よりも手続きが面倒となりますし、借入可能金額が低くなることもあるのでその点にも注意が必要です。